9-1.アトピーと入院

アトピーでの入院について書いていこうと思います。
当時アトピー性角結膜炎の症状が一向に良くならず、個人病院の眼科で匙を投げられ、大学病院に送り込まれたことで
眼科から同大学病院の皮膚科を受診するように言われたことが入院のきっかけです。
現在も通院中のため詳しい場所は伏せさせていただきます。
皮膚科で大きな病院を受診するのは、NTT東日本関東病院以来でした。
こちらの大学病院は、アトピー専門外来というのがあり、週1回予約制で受診ができます。
大学病院に対して私が抱いていたイメージは、最先端の治療が受けれられるということ。
もしかすると治験などにも参加させてもらえるかもしれない。

しかし、この期待は見事に裏切られるのでした。
実際には、いまの医学ではステロイドかネオーラルか光線治療しかないと告げられました。
ちなみにこの時の私のアトピーランクは重度でした。
この中でまだ試したことがないのは光線治療でしたので、試してみたいと医師に伝えました。
この時初めて知った事ですが、ネオーラルと光線治療は重複治療不可ということ。
どちらも免疫を抑える治療だから不可ということでしょうか?
光線治療は入院して集中的に毎日照射した方が効果が上がるので入院を勧められました。
3週間程度の入院治療ということで、診断書を書いてもらい、会社に提出して、いざ入院!
が、困ったことに患者からいつから入院したいとの要望は通らず、ベッドが空き次第病院の病床課から連絡がきて、翌日から入院しなくてはなりませんでした。
会社には状況理解をしていただき、幸い不在中の仕事はフォローしてもらうことができました。

私はこれまで大きな病気などしたことがなく、入院は人生で初めて。
入院から数日は光線をかなり弱く照射して、紫外線に対するア
レルギーが出ないか確認するだけでした。

光線治療でもいくつか種類があるようで、私が受けたのはUVBナローバンドというものです。
(次の投稿で大学病院で使用していたマシンの写真貼ります)
今アトピーの光線治療では一番メジャーだと思います。
個人クリニックでは高価なため殆ど置いていない全身マシンが大学病院にはあり、一気に全身照射するので時間も3分程度で済みます。
このマシンの中に素っ裸で、直立して入るのですが、有名な映画の「THEフライ」でマシンに入ってハエ男になる場面と自分がリンクしてました。映画ではハエ男になっていくのですが、私はフランケンから人間になる自分を想像してました(意味不明)

さて、ナローバンドの効果は、一週間ほどすると明らかに肌の調子はよくなりました。
しかし、入院しているので、ストレス無し十分な睡眠、病院食、ナローバンドだけの効果ではないのは明らかです。
きっと誰でも回復すると思いますね。
長くなってしまったので②につづく

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